FEATURE
大会の魅力
輝きを放つステージ
屋島レクザムフィールド(屋島競技場)で
屋島GENPEIリレーマラソンは、歴史的な場所で雄大な自然美に見守られながら、美しいフィールドを駆け抜けることのできる、他では味わい尽くせない醍醐味満載の大会です。また、種目が2つの距離から選べる「リレーマラソン」なので、みんなで力を合わせて目標を達成することで、いっそう絆も深まり、思い出に残る充実した一日となること間違いありません。是非これまでにない達成感を味わうために、本イベントにご参加ください。
歴史をつなぐ
源平合戦の大舞台「屋島」
源平合戦で知られる「治承・寿永の乱」は、平安時代末期、1180年から1185年の6年間に渡って日本各地で繰り広げられた、源氏と平氏による戦いです。その大舞台の一つである「屋島の戦い」は、1185年に起きました。一ノ谷の戦いに敗れた平氏は、讃岐国屋島へ逃げて本拠を構え、海からの攻撃に備えて陣を構えます。一方、源義経が率いる源氏軍は軍船を組み、平氏を追って暴風雨の中を出港。大阪の摂津から徳島の小松島まで、わずか4時間で瀬戸内海を渡ると、そこから陸を伝って屋島へ。そして2月19日の早朝に義経軍は二手に分かれて奇襲を仕掛けます。海上からの攻撃を想定していた平氏軍は、不意を突かれ、屋島と庵治半島の間の檀ノ浦浜付近の海上へ兵を後退させますが、やがて反撃。その際に、平家物語でも有名な、那須与一が平家船上の扇の的を見事に矢で打ち抜いたという歴史的名場面「扇の的」や、「弓流し」などのエピソードが生まれました。屋島の戦いは、結局、源氏側の大軍が迫り、平氏軍は、屋島を追われることとなり、山口県へと逃げ落ち、最終決戦、壇之浦の戦いへと続きます。
協力:高松市歴史資料館
参考・参照:屋島ナビ
屋根型の美しい形「メサ」
国の天然記念物にも指定されている
美しい形をした溶岩台地。
山頂が屋根のように平らな形をしていることから名付けられた屋島は、北嶺が約282m。南嶺は約292mと起伏が緩やかな台地状です。この地形は「メサ」と呼ばれ、約1400万年前の火山活動で噴出した溶岩が水平に流れ出し、周囲や上部に浸食が加わって形成されました。基盤が花崗岩、中腹から上部にかけて凝灰岩が堆積し、最上部には讃岐岩質安山岩が水平にのっています。また、南から屋島寺へ向かう遍路道沿いには、讃岐岩質安山岩が水平方向に延びた奇岩「畳石」も存在。厚さ2~5cmの板状の安山岩が積み重なったような景観で、メサとともに屋島の特徴的な地形を表しています。1934年(昭和9年)には貴重な地形の屋島を保護しようと、国の天然記念物にも指定されました。
参考・参照:屋島ナビ